信頼されていて高品質な日本の製品が、なぜ住宅だけは
先進国に輸出されないのでしょうか?
在来工法の工事が難しいから?
原因のひとつかもしれませんが、違います。
日本の住宅は「うさぎ小屋」と、ある先進国から侮辱されて
いました。どういう意味かご存知ですか?
「うさぎ小屋」は、「小さい家」の意味と勘違いした人も多い
ようですが、実際の意味は
「うさぎ小屋のような粗末な家」
「偽物の家」という意味の表現です。
人が住む家ではない、という軽視した意味ですね。
私もガイドと運転手を個別にお願いして見学に行きましたが
レオナルド・ダ・ヴィンチの石造りの生家は500年以上経っ
ています。ヨーロッパの街並みに建っている建物
は、住宅でも数百年経っているのは、ざらにあります。
他の一般の建物でも、外装や窓、内装、設備といった維持管
理は、当然行っています。日本の住宅と違い、
すべて本物の素材で造っているので、それだけの財産価値があるからです。
日本では、「住宅は個人消費財」
新しくても1年経てばすぐに価値が半減します。
欧米は、「住宅は社会的財産であり資産である」
中古でも建物の価格は値上がりしていきます。
社会的に「30年で価値無し」とされるのが、日本の住宅です。
この考え方で、造り続けて、本当に良いのでしょうか?
ミタス一級建築士事務所では、断熱性や耐震性、健康面や使い勝手の良さ、
加えてデザインもそうですが
耐久性に徹底的にこだわった設計と、
それを実現するための監理は、
日本一行う、住宅専門の設計事務所だと自負しています。