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更新年月日:2024年3月1日

東日本大地震

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東北大地震

2011年(平成23年) 3月11日 午後2時46分

東北大震災は、日本中が衝撃を受け続けました。


その時間は、横浜市の依頼で、耐震診断を受けた人に耐震回収の内容や、補助金制度の説明を


行っているときでした。耐震強度の数値が0.2だったので、その方は、かなり心配していましたが


「震度5までは、大丈夫ですから」と安心させていたときでした。


かなり揺れるので、「外を見てみましょう」と外へ出ると、電信柱やその電線が揺れていました。


 


説明が終わって、事務所に戻ると、スタッフみんなは事務所のビルの外に出ていていました。


事務所に戻ってみると、本棚の上部の物が落ちていました。


 


電車が止まっているとのことで、車2台に分かれて、すぐにスタッフを早退させ家まで送ることにしました。


私は都内まで送りましたが、あまりの渋滞でガソリンが無くなったらどうしようかと


そのことを気にしながら運転をしていましたが、早めに出たので無事往復できました。


 


後日、調査の内容や被害状況が伝わり、現場の確認にも行きましたが


この震災は、津波の被害が甚大で、建築士として、どういう住宅にすれば守れるかがわからず





その無力さに虚脱感を得ました。津波だけは、無理だと思いました。

鉄骨の建物

別の鉄骨の建物 柱と梁は残っています

住宅の基礎部分だけは、残っています 建物はすべて流されました

神社のある高台から、周りはすべて流されていました

鉄筋コンクリート造なら、建物の躯体だけは残りますが


窓が割れて、水が入り、内部にいる人は守れません。


地下室も浸水して無駄ですし、住宅の屋上に逃げてもそれ以上の水位があれば


飲み込まれてしまいます。


 


現場を見学しても、建築家としての無力さを知らされ


虚しさだけが残りました。

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