横浜 注文住宅の住宅設計監理
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更新年月日:2024年3月1日

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Q. 注文住宅の地鎮祭はどうするの?

以前、ブログに書いたことをまとめてみました。

地鎮祭は、「初めてです…」という方がほとんどで、
「どうしましょうか?」とよくご相談を受けますが、
私の記憶では注文住宅の場合は、すべて行っています。

神主さんまでお呼びするのはちょっと…という方の場合は、ご自身で行っても良いでしょうし、
ひとつの区切り儀式ですので、どういう形でも良いと思います。

自分では…という方にはなんと私が祝詞をあげてしまうこともあります。(^^;) 
その場合、もちろん神棚も祭壇もありません。

地鎮祭で私が祝詞として口にする言葉は、

この土地で工事が始まりますので、鎮まっていらっしゃる土地の神様などにはお騒がせ致しますが、
どうぞよろしくお願いいたしますということ、

その建物が安全に完成することはもちろん、
完成後のその家やそこにお住まいになる方が益々繁栄し幸せになっていただきますように、
その家を訪れるすべての方が幸せになっていただきますように、

とりわけ子供達にとっては特別に大きな幸せをもたらしていただきますように、
願わくばこの家を観た子供達が、将来建築家になって自身も素晴らしい家を設計してみたいと
思えるような家となりますように、(^^;)

またご近所の方々の繁栄や幸せ、この家の建築に携わったり関係した
すべての業者や職人、担当者が、益々幸せとなっていただきますように…

というような内容を、ごく普通の言葉でつぶやくようにして祝詞?をあげます。

私が祝詞をあげると、必ずといっていいほど皆さんは驚かれます。
私が設計や監理するための心からの願いでもあり、
言葉の内容が普通の言い方ですから意味もわかりますので、喜んで頂いているようです。

実際は、ひいているかもしれませんが…。(^^;)

もちろん、神主さんを頼むことがほとんどでその方が良いかと思います。
その場合でも、私はさっきのような内容を地鎮祭が始まる前と最中に心の中でお祈りしていますし、
いつもこういうことを願いながら住宅の設計や監理をしています。

というわけで、建売などの場合は無理でしょうが、注文住宅の場合、
仮に上棟はできなくても地鎮祭だけは、儀式であれ、形式であれ、
私は心を込めてやっておいた方が良いとアドバイスしています。

まず、神主さんへお渡しするお玉串は、地鎮祭が始まる前にお渡しした方が良いです。
祭壇に奉納して頂けます。

地鎮祭の最中ですが、神主さんが祭壇に向かって何か声を発しているときは、
頭を軽く下げておいて、

声が止まったら、頭を上げて大丈夫です。
祝詞をあげているときとか、神様をお呼びしているときなどです。

途中、神主さんが祭壇に向かって何度も礼をしますが、
皆さんはそのままで礼をする必要はありません。

その他、玉串の捧げ方や鍬入れ(くわいれ)は、
その場で事前に教えてもらいますので、心配いりません。間違っても構いません。
真心を込めておけば良いでしょう。

鍬入れは、施主である皆さんが「エイ、エイ、エイ」と声を出して3回鍬を入れて砂を崩します。
遠慮がちにされる方が多いのですが、声も大きくて良いですし、もっと砂を崩して良いのです。
私や設計担当者がその前に、同じような草刈の儀をしますので、参考にしてください。

服装ですが、決まりはありませんが、
気持ちを新たにということや神前ということを考えると、
男性は夏以外は、上着は着用した方が良いでしょう。

私は、普段は着ませんが、夏以外は、上着を着用して出席しています。

出席した業者さんや出席者へいくらか渡すかどうかですが、
参加者は、わざわざ時間を割いて、優先的に都合を付けて出席してくて
工事の安全やその家の繁栄を一緒に願ってくれるのですから、
渡しておいた方が良いでしょう。

お酒をもって来てくれますし、砂や竹の用意などが必要な場合があります。

金額は、以前は出席者によって差を付けるよう書いていたのですが、
金額に差をつけると、渡すときに探して渡さないといけません。

また、業者によっては、砂や竹の用意などの実費を請求する業者もあります。
雨が降りそうなときは、レンタルでテントを手配してもらって、
事前に作業してもらうこともあります。この場合は、また別費用を渡さないといけません。

ですから、現在の結論として
出席者には一律、1万円とか5千円とか渡す。

砂や竹、テントの用意が必要な場合や
神主さんの送迎をお願いするなど、もろもろの場合は、
実費相当を別途渡す、ということで良いでしょう。

ミタス 一級建築士事務所で行う場合は、その実費は、いくらにするかご相談下さい。

氏神神社に頼む場合の、この用意するものについて、もう少し詳しくブログにアップしましたが
これも、新しく加筆しておきます。

ブログ 2011年3月28日 

依頼する神社ですが、地元の氏神さんが一番です。
もし、こだわらず交流がないから頼みにくいとか、
送り迎えが必要、海の幸、山の幸などの用意が必要、
砂や竹の用意など無理があるようでしたら、すべて手配して頂ける神社があります。

皆さんにあてがなく私が依頼を受けるといつもお願いをする神社は、
東京都杉並区阿佐ヶ谷南にある猿田彦神社です。

猿田彦の命は古事記にも出てくる有名な神様です。
本宮は伊勢神宮の内宮のそばにあります。
地鎮祭などには最適なこともあり、何から何まですべて用意してくれるだけでなく、
非常に丁寧に教えて頂けますし、地鎮祭もしっかりやって頂けます。

供え物も最後に頂けますので、帰りはお下がりの荷物で重くなります。
「鎮め物」や「お札」も頂けます。

地元に神社に頼んだときに、あまりに簡単すぎるくらい簡単に終わって
拍子抜けすることが何度かありましたが、ここは事前説明も神事も丁寧です。
いらっしゃる神主さんによって、多少の差はありますが、拍子抜けすることはありません。

お玉串も他と比べても安く、

神奈川県や東京都なら3万8千円(2019年1月現在)で
業者も皆さんも、雨の場合のテント以外は、何の準備も必要なく、
すべてお願いできるので特にお薦めの神社です。
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