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更新年月日:2024年3月1日

住宅設計監理

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設計と設計監理をご検討の皆様へ

住宅の設計や工事を誰に頼むかという問題は、住宅が一生で一番高価な買い物でありながら、みなさんは非常に安易に考えすぎです。


工務店やハウスメーカーも造る側の立場、売る側の立場で住宅を考えるからです。

ひとことで言えば、「クレームの来ない儲かる住宅」ということです。

そのため、現状でもたくさんの信じられない問題を抱えてしまっています。


例えば、日本の住宅の耐久性はあまりにお粗末で建設費用が非常にもったいないです。

25年経った住宅の柱や土台がどうなっているかご存知でしょうか?

それなのに、現在のハウスメーカーや工務店の多くは、構造用集成材を土台や柱に使います。これは、耐久性のことより目先のクレームを無くしたいからです。

構造用集成材を土台や柱に使ったら、雨漏れは当然ですが雨の染み込み、結露に細心の注意が必要です。これが行われているでしょうか?

私はそういう現場を、ほとんど見たことがありません。


地震に強いといいながら大地震のたびに建築基準法改正を余儀なくされています。

健康住宅といいながら合板フローリングやビニルクロスを平気で勧めていて、24時間換気がなければホルムアルデヒドひとつとっても厚生省の基準をクリアーできません。合板フローリングで床暖房を行ったら、ホルムアルデヒドどころか次々に揮発性物質が大量に出てきてしまうのをどうなるかご存知でしょうか?

それなのに、無垢のフローリングは反るからと合板フローリングを薦めます。これは、反るからではなく、反ってクレームがきてやり直すと利益が減るからです。

住まい手の健康を考えればとても薦めることはできないはずです。


住まい手の立場にあった設計と工事監理は、僅かな費用とコツがあれば可能です。

そのことによって得られる住まい手のメリットは、もし金額換算するならば、そんなと信じられないでしょうが、住宅資金の何倍もの金額となり膨大ものとなります。

専門家も意外にわかっていなくて、皆さんも判断できにくい面を簡単にまとめると

  • 耐久性に優れた住宅であること

これは、設計面も工事監理面も両方がなされなければなりません。残念ながら、住宅業界自体がこのことに関心が薄く、これがなされているケースはほとんどありません。理由は、このサイトのところどころに書かれています。

  • 構造面で無理をしない耐震性に優れた設計で地震に強い家であること。

一流のハウスメーカーの新築なら大丈夫と思われるでしょうが、木造2階建の建築基準法や性能表示制度の規則やチェックは、まだまだ問題をたくさん抱えています。そのため構造計算でOKであることとは別の問題です。

  • 断熱性能や機能面を含めて使い良い家であること

これは住宅は、快適に住めなくてはならないので当たり前のようですが、意匠やデザインにあまり懲りすぎると 両立は難しくなります。

  • 健康面に注意した家であること。

私が念頭においている住宅設計のコンセプトを思いつくまま列記してみましょう


皆さんも感じることのできるプラン面では、

  • 朝日を浴びながら、家族で朝食をとること。
  • 玄関が広々として気持ちいいこと。
  • 家族が集いたくなるリビングであること。
  • お子さんが楽しくなり、その友達が来たくなるような家であること。
  • 平面だけでなく、高さ方向の空間を意識した設計であること。
  • 平面だけでなく、高さ方向の空間を意識した設計であること。

ひとことで言えば、3次元としての空間をどう使い、どう利用するかが一番大切です。


できればこの家で遊んだ子供達が、大きくなったら自分も建築家になって家を設計したいと自然に思ってくれたら…最高ですね…。


現在の日本のほとんどの家で、実現されていないと感じる面では

  • 耐震性に優れた設計をしなければならないが…。
  • 強度が継続しなければならないこと。
  • 断熱性能に優れた家であること。
  • 内部結露のしない家であること。
  • 耐久性に優れた家であること。
  • 雨漏れのしない設計と厳しいチェックを行うこと。

良いことばかり書いていますが、では、他の設計事務所との決定的な違いはどこでしょうか?


その前にひとつ説明しておきたいのは、設計事務所には大きく別けて4つあるということです。


1.建築確認の代願申請やハウスメーカー、工務店の下請けとして仕事を行うことを本業としている建築事務所。

2.構造面だけを専門に行っている建築事務所。

3.設計を売りにして工事は一切行わない設計事務所。

4.設計だけでなく、工事も同じ会社内または兄弟会社で行うことを前提とした建築事務所。


みなさんの設計事務所イメージは、3だと思いますが、4も意外に多いのです。ミタス一級建築士事務所は、どの分類にはいるかというと、3ということになります。設計と工事が一緒になっては、最後は絶対にユーザーの立場になりきれないとうことを嫌というほどわかっているからです。これは、ハウスメーカーや工務店でも同じですが、設計事務所に頼むなら、工事は完全に別であるべきです。それで初めて、ユーザーの立場、味方になって設計提案や工事を監理することができると断言できます。


このことは、私が勤めていた経験からも明白です。最後は会社側に立たないといけない。いつも付き合っている職人のことも考えないといけないので、妥協したり甘くなるのは、ある意味、止むを得ないことです。それぞれの社員は大変常識的で誠実で、がんばって仕事をしているのに、最近の大企業メーカーの消費者の信頼を裏切ることになる数々の不祥事を見てもこれは、明らかでしょう。

他の設計事務所との違いを、わかりやすくひとことで言えば、現場へ行っての職人や工務店に具体的に直接指示やチェックをすることです。


意匠や機能面は、どの事務所も自分のところは良いと言うに違いありません。(笑)


最初に列挙したコンセプトを実現するには、設計だけでなく、工務店と事前打ち合わせはもちろんですが、さらに実際に現場に足を運び、現場のポイントが本当にわかる人が、自分の目でチェックして指導しないと絶対に実現しません。この点は、100%断言できます。


設計を売りにしている事務所の中では、回数だけでなくポイントの指摘と指導にかけては、客観的にみて負けないと思います。


耐震性を考えたプラン、耐久性を考えた設計と現場での指導、雨漏れや内部結露を防ぐ工事の仕様と指導、断熱性能を高めた仕様と指導。このあたりは、通常の設計事務所が、うわべだけの理解で必要性を感じておらず、現場へ行かない、職人に任せていて現場で指示できていないのが現状です。


カッコいい設計だけなら、ミタス一級建築士事務所より優れたところはたくさんあるでしょう。一方で、カッコいいデザイナーズブランドの家が入居後の雨漏れや使い勝手が悪い、夏があまりに暑すぎる、冬は暖房を付けても寒くてコートを着ているなどの声が珍しくないという現実もあります。そういう基本性能はおろそかにしたくない、職人に指導できない内容や設計者が施工指導に自信がないものは、設計したくないというのが私のスタンスでもあります。そのため、設計事務所系ではオーソドックスなデザインの部類かもしれませんが、入居してお住まいになって頂いた方には、空間の利用法も含めて、今のところ100%満足して頂いているようです。


なぜこんな考えになったかというと、高校のときに「建築家になって快適な住宅を設計したい」と決めてからが始まりです。大学の建築学科の専門ゼミは「快適な住宅の室内環境を追求する」というテーマにひかれて、人気のない熱環境という分野で断熱や結露を研究することになってしまいました。


卒業後は、先生の勧めで「まずゼネコンで大きな建築を学んで、それから住宅に進みなさい。住宅はいつでも進めるし最初からそこへ進むと視野が狭くなる。」という言葉と先輩が誘ってくれたゼネコンに入って現場監督。


ゼネコンの現場監督は、あとで分かりましたが、住宅の現場監督とは比べ物にならないくらい品質や施工方法、工程にこだわることになりましたし、現場の職人に対する権限が圧倒的に強いのです。


そして、住宅に進むにあたって、まず住宅リフォームをたくさん経験したことが私に影響を与えています。


ユーザーとの打ち合わせ、設計から現場監理まですべて行ったので、新築時に押し付けられた住宅で現在何が不満で、何が問題なのかが良く分かりました。さらに、解体したり剥がしたりすると、構造面や耐久面でも驚くべき状態が多く、問題点を学ことで新築時の設計と施工上の問題点が良くわかるようになりました。このことが、私の住宅設計の考え方や現場の監理をしつこく行うという他の設計事務所との

違いになって、現在に至っています。


ハウスメーカーや工務店の現場監督は、工事の品質より進行監理中心となるのが現状です。家に関してはハウスメーカーという選択肢もあります。私は、家にあまりこだわりがなく、既製品的なもので簡単に早く済ませたいという方には、これも良い選択肢の一つであると思います。


ただし、ハウスメーカーが、家をどういうコンセプトで創っているかというと、「クレームが少なくて儲かる家」というのが本音のコンセプトです。手間が少なく、どのレベルの職人が作ってもクレームが来ない、そのためにできるだけ工業製品の使用を良しとしています。


この基本的なスタンスが間違っているわかりやすい例は、ほとんどが床材に合板を使っている、ビニルクロス、屋根はコロニアル葺、ということです。驚くべきことに、反るからと言って床暖に合板フローリングを使用します。土台や柱にまで構造用集成材…。


なぜこれがいけないのか、詳しい説明は別のページで説明しますが、シックハウスの問題、耐久性の問題などで、皆さん大いに勘違いというか騙されているのが現状です。


工務店に直接頼むのも方法のひとつです。ですが、いい設計とは言い難い家や、工務店によっては、ひどい工事を行ってアフターを行わずに逃げている例も、珍しくありません。素人が工務店を直接使うのは、何でもしてくれることの代償で、本来大変難しいことなのです。


建売、建築条件付も価格や土地の利便性、時期的な問題によっては、その内容を理解した上であれば、条件が合えば正しい選択のひとつだと思います。問題なのは、その内容を事前に全く理解できなくて購入されて、失敗したと感じている方、またはトラブルで相談される方がたくさんいることは残念です。


本来は、素人の建て主がプロの工事会社を相手にすることに問題があり、建て主の立場で設計、設計監理というプロの建築士を味方に付けて、初めて対等になると思いますし、設計面だけでなく、品質を含めてより良い家ができる最善の方法だと思います。


施工業者の設計、設計監理は、最後はやはり造る側の立場ですべて考えて対応してしまうからです。最後に私の得意分野と苦手分野を申し上げておきましょう。


木造であれば、在来工法、2×4工法はいずれもOKです。地下室付の住宅もOKです。


デザイン的にはシンプルでオーソドックスなのもが好きです。TVで芸能人の応接室などの紹介でよく見かけますが、空間のスケール感とインテリアのスケール感が全く合っていないというギラギラのデコレーションは苦手です。そういったインテリアなどをお好みの場合は、インテリアコーディネーターに完全に任せたいと思います。(^^;)ゞ外観にこだわり過ぎることはしたくありません。構造体や機能の空間が形となって現れてくると考えます。


100%飾りだけで、構造体にはまったく意味がないものや費用や耐久性、将来の雨漏れを考えるとやりたくないというものが多いからです。それよりは、もっと別のことを優先して費用と時間を掛けたいのです。


通常のケースも、色などはインテリアコーディネーターに完全に任せたいのですが、つい、口出しをしてかかわってしまいます。

私の時間は、私を信頼してくれているユーザーのために使いたいと思っています。


そのため、盆と正月以外は、倒れたとき以外休みませんが、自身のインプットのためのセミナーや講習会参加、ボランティア活動には時間と費用を裂いてかなり出席しています。建売やハウスメーカーなど他の方が設計した住宅の検査を行っているのは、トラブルを未然に防いでお役に立ちたいということが一番ですが、これはこれで私の様々なインプットにもなって役立っています。


内部スタッフだけでなく、外部スタッフにも、敷地調査や地盤調査、役所調査、図面をCADで清書していくことなどを協力してもらっています。


皆さんとの打ち合わせ、プランと設計、工事のための業者選定、業者指導、現場での設計監理は私が直接行っています。そのため、受けることのできる仕事量に限度があるので、お急ぎの場合は、状況によってお断りしなければならないことがあります。


設計事務所の中には、決まった工務店を使うことが多いのですが、私はそれにこだわりません。安心できる面もありますが、それは施工地域から離れた遠方地では、普段使っていない孫受け業者が実際の工事をしていて、話が伝わっていないなどという欠点が生じることもあります。


ですから、その地域に限定してアフターを含めて対応してくれる業者を工事内容に応じて、ピックアップして見積もりをとって決めています。業者決定は、見積もりを見て施主と相談して最終決定しています。


以上簡単ですが、家創りを行う相手探しはお見合いのようなものです。相性も考え方も大切です。それぞれ、ご自身にあった家を選択するのが一番です。ご希望の方には、一度面談し説明いたします。そらからどうするかを決めて頂いています。面談での説明と合わせての補足にしてください。

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