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住宅の断熱性と快適性を考える(1)

最近、ようやく関心が増えてきた住宅の断熱性能について、

正しい考え方を理解できていない人が多いので解説していきましょう。

Q値、UA値、C値などの数字で考える方も、一般の人にも出てきましたね。

かなり長くなるので、このブログに時間のあるときに加えていってまとめます。

2020年に住宅の断熱性能を義務化しよう、という記事を一般の人も読む機会が増えていると思います。

結論としては、この2020年の改訂次世代省エネ基準のレベルは、まだ低いですが、

それさえもできていない住宅が多いということです。

「ZEH基準」「ZEH住宅」「エネルギーゼロ住宅」という名前も聞いたことがあると思いますが、

名前からいうと凄そうですが、このレベルでようやく住宅に最低必要な断熱性能が、設計上は確保されたレベルです。

設計上はという点に注意してください。

この断熱性能があれば、日本の住宅も快適になるのか?というと、単純にイエスとはいえないのです。

設計上だけで考えても、

快適な温熱環境を造るには、みなさんの関心のある断熱性能だけでは、片手落ちです。

温熱環境だけを考えた時でも、熱の伝導、対流、輻射の3種類を考えないといけないのです。

湿度はひとまず除いてでもです。

みなさんが関心を持ち出した断熱性能は、この3つのうちの熱伝導の部分なのです。

夏の暑さに対して、サッシのガラスの遮熱や、外壁や屋根の輻射も大切と知られるようになってきました。

これは、どちらかというと熱をカットという意味ですので、これでは半分だけです。

パネルヒーターのように、輻射熱を考えて初めて室内の温熱環境の輻射についても考えが成立します。

長年、この温熱環境を含め快適な住宅は?と追及してきました。

高校2年で快適な住宅を設計しようと決めましたが、

快適な住宅って何なのかもわかっていませんでした。

建築を専攻し、大学で温熱環境が大切だろうとその基礎理論を勉強し、

社会人になってから日本と海外の建築や住宅の考え方や造り方の違い

日本での実際の住宅の様々なメーカーや工務店を含めた建て方や作り方をたくさん見てきて、自問自答してきました。

さらに、私が工夫と改善を重ねて設計監理してきた住宅にお住まいになった方の声をたくさんお聞きして、

ようやく確信をもって発信できるようになってきました。

やはり「日本の住宅業界は、まだ正しく理解していない」ということです。

次回から、もう少し具体的に説明していきましょう。

次回分は、http://www.mitasu.com/blog/2018/03/2-2.php 

 

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